この生地じゃないと!

私ね、本当に生地、
fabricが大好きなんです。
最初に入社したアパレルブランド、
ここに入りたいな〜って、
募集もしていないのに電話して
面接してもらったんだけど
そこはヨーガン・レール出身の方達が
独立して作ったブランドだったので、
テキスタイルにとてもこだわっていた。
プリントの図案から色違いを作っていく方法を
いつも見ているうちに、
見様見真似で自分でもやり始めて
一番最後に務めたメーカーは、
シーズンの初めに
テキスタイルウィークがあって

1週間一日中生地メーカーの
プレゼンを受けまくる。

なん万種類の生地を見て触って

だんだん仕上げの糊で手は
ベトベトしてきて

繊維カスで声は枯れるけど、

来シーズンのアイディアが頭の中で

怒涛の様に渦巻いてナチュラルハイになる。


だから生地を見る目には自信がある

能力云々じゃなくて、

高級とかじゃなくて、

その生地の持っている独特の風合いとか味

どうしてもその生地じゃなきゃならない!

っていう様な個性を

ものすごく愛おしく感じる
時にしてそう言った
製作側の思いこみは
独りよがりになりもするので
その事は常に心しておかなくては
いけないけれど…

特別な事じゃなく

やろうと思えば誰でも出来ること。


沢山見て、見比べてきた経験って

一番確かで裏切らないものだと思ってる




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